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猛暑をどう表現する?

連日の猛暑で思わず口をついて出てしまう「暑~い (¡Qué calor!)」。本当に暑いときは «Hace mucho calor» や «Tengo mucho calor» ではものたりませんね。


厳しい暑さを表現するには、暑さそのものを誇張する方法と、暑さの影響を誇張する方法の2パターンがあります。




 

暑さを誇張


≪Hace mucho calor≫ で言い尽くせない暑さなら、程度を表す修飾語を変えてみます。

🌞Hace un calor terrible; brutal; de locos; del demonio; del diablo...(ひどい暑さだ)

🌞Hace un calor infernal. (地獄のような)

🌞Hace un calor africano.(アフリカのような)

🌞Hace un calor abrasador.(灼けつくような)

🌞Hace un calor insoportable.(たまらない)

Hace un calor que… で始まるおおげさな表現がいろいろあります。

🌞Hace un calor que se derriten las muelas.(奥歯が溶ける暑さ)

🌞Hace un calor que las ranas llevan cantimplora.(カエルが水筒を持って歩く暑さ)

🌞Hace un calor que te torras.(焦げちゃう暑さ) ⚡注意:言葉遊びで ¡Qué tetorras! (巨乳!) にかけたちょっと下品な表現です!

🌞Hace un calor que se puede freír un huevo en la calle.(道で目玉焼きが焼ける暑さ)

構文は違うけれど、こんな言い方も。

🌞Con este calor se fríe un huevo en el asfalto.  (この暑さじゃアスファルトで目玉焼きが焼ける)

🌞Hace tanto calor que se caen los pájaros de los árboles.(暑すぎて鳥が木から落ちる)

語源を聞くとなるほど確かに暑そうな表現。


🌞Hace un sol de justicia.(カンカン照りの暑さ) →「裁きの太陽(sol de justicia)」とは、水も食べ物も与えず罪人を太陽にさらしておく昔の刑罰に由来する表現です。

🌞¡Qué calor de perros! →«De perros» には、「ひどい」「さんざんな」という意味がありますが、¡Qué calor de perros! は、大犬座 «Canis Major» のシリウスがほぼ太陽とともに上る7月3日から8月11日にかけてが一年で最も暑い時期と重なることに由来する表現だそうです。

🌞¡Cómo aprieta/pega/ataca (el) Lorenzo! →«(el) Lorenzo» は「太陽」を意味します。San Lorenzo の日(8月10日)が1年で一番暑い日といわれていることに由来します。ちなみに「月」は «(la) Catalina» です。セットで覚えておきましょう。

日常会話ではこんな言い方もします。

🌞(Esto) parece un horno.(オーブンみたい)

🌞(Esto) parece una sauna.(サウナみたい)

🌞Está cayendo lava.(溶岩が垂れてきてる)

🌞¡Vaya calorina!(とんでもない暑さ!)

標準スペイン語では「暑さ」は «EL calor»ですが、南スペインなどでは «LA calor» とも言います。«LA calor» だと「強烈な暑さ」のニュアンスが加わると言われています。



 

暑さの影響を誇張


次は、暑の影響で参っている状態を大げさに表現するスペイン語を見てみましょう。

よく使うのが動詞 «asar»(ローストする)の «asarse» や «achicharrar» (焦がす)の «achicharrarse» です。ロースターの中で回転しているローストチキン «pollo asado» を思い浮かべてみてください。焼けるような熱さが感覚的に伝わってきますね。

🌞Me estoy asando de calor.(暑くてうだってる)

🌞Estoy achicharrado.(ロースト状態!)

🌞Me estoy achicharrando.(ローストされてるみたい)

🌞Estoy chorreando sudor.(汗だく)

🌞Se me derriten las ideas.(脳みそがとけそう)

🌞Me hierve la cabeza.(頭が煮えてる)

🌞No se puede ni respirar.(息ができないよ)


🌞Me muero de calor.(暑くてしにそー)

→«Me muero de...» は何かで辛いときや我慢しているときによく使う表現です。




 

スペイン語にどう訳す?



猛暑、酷暑・・・

日本語には厳しい暑さを表す「酷暑」「猛暑」「炎暑」などの言葉がありますが、これらに厳密な使い分けはないようです。ただし、「猛暑」に関しては気象庁が2007年に次のように定義しています。

猛暑日:最高気温が35℃以上に達した日。

真夏日:最高気温30℃以上の日。

夏日:最高気温25℃以上の日。

熱帯夜:夜間の最低気温が25℃以上

気象庁の定義する「猛暑」は «calor extremo» と訳せるとして、一般的に厳しい暑さを表す「猛暑」「酷暑」「炎暑」なども同じように «calor extremo» や «ola de calor» と訳して問題なさそうです。

「熱帯夜」については、最近のスペインのニュースでは、夜間の最低気温が20℃以上で «noche tropical»、25℃以上で «noche tórrida» という表現をよく使っています。

残暑 直訳は «calor persistente» ですが、スペインではこういう言い方はしません。話の流れで「まだまだ暑いですね~」と言いたいときは、 «El calor todavía aprieta» という表現が近いです。

夏真っ盛り Estamos en plena canícula.

照りつける日差し Un sol radiante

蒸し蒸しした夜 Noche de bochorno

炎天下 Bajo un sol abrasador.

灼熱地獄 直訳は «infierno de calor (abrasadora)» ですが、 «calor infernal» のほうが自然です。

汗がぽたぽた落ちてくるくらい暑い Hace tanto calor que me caen gotas (de sudor).

気温40度で汗だく

Estamos a 40 grados y estoy sudando la gota gorda.

じっとしていても汗が出る Sudas aunque estés quieto.

蒸し風呂のような暑さ Hace tanto calor que parece una sauna.

汗で着ているものがまとわりつく Se me pega la ropa al cuerpo por el sudor.

スペインの夏の暑さも相当なものです。熱中症(golpe de calor)に気をつけて、猛暑を乗り切りましょう。

(2021年7月15日作成・2022年7月25日更新)









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