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数量表現の習慣の違い

Actualizado: 8 jul 2022

日本語とスペイン語では降水量や血圧などの表現や単位が異なります。





単位の違いではありませんが、例えば、現金で買い物をしたときのおつりの計算方法。「引き算」ではなく「足し算式」の国は多いですが、スペインもそうです。850円を1000円札で払ったときのおつりが、1000-850=150とはじき出されるのではなく、850+50=900で、まず50円を渡し、900+100=1000だから100円を渡す、という方法です。


こういうちょっとした習慣の違いは他にもいろいろありますが、ここではスペインの日常生活でよく出会う数量表現の習慣の違いをいくつかご紹介します。


 

あなたの身長は・・・? ¿Cuánto mides? ¿Cuál es tu estatura? (あなたの身長は?)と聞かれたら、日本語では「170(センチ)です」とcmで答えることが多いですが、スペインでは “Un metro setenta” 、あるいは “Uno setenta” と表現します。


 

血圧 病院で血圧 ≪presión arterial≫ を測ってもらったとき、測定値が 124/68 mm HG だったとしましょう。 カルテにはこの数字がそのまま記録されますが、あなたに口頭で伝えられる数字は、一の位を四捨五入、あるいは繰り下げで一桁とって、“Tienes (la presión arterial de) 12/7” となります。12/7の読みは doce siete です。 血圧計:tensiómetro


 

降水量 日本の気象庁では降った雨が溜まった深さ mm(ミリメートル) で降水量 ≪precipitación≫ を表示しますが、スペインでは1㎡あたりに降った雨の量 ℓ(リットル)で表します。 降水量1mmはリットルに換算すると1ℓ/㎡です。 なので、降水量1200ℓ/㎡ = 1200 mm です。簡単ですね。 雨量計:pluviómetro


 

風速 日本では秒速何メートルの風という言い方をしますが、風速 ≪velocidad del viento≫ には時速を使います。 日本の気象庁は、台風で風速15m/秒以上の風が吹いているか、吹く可能性がある範囲を「強風域」、25m/秒以上を「暴風域」と定義していますが、これを時速になおすとそれぞれ54km、90kmです。 今年1月、首都マドリードにドカ雪をもたらした大型低気圧Filomenaは、大西洋で風速120km/時近くまで発達したそうです。 風速計:anemómetro


 

燃費 クルマの維持費で気になるのが燃費 ≪consumo≫ ですよね。 日本では自動車が1リットルの燃料で走行した・する距離 (km/ℓ)で燃費を表しますが、スペインでは 100km走るのに消費する・した燃料(ℓ/100km)で表示されます。 自動車カタログのスペックシートに表示される燃費は、 consumo urbano(速度制限が50km/h)、 consumo en carretera、consumo mixto に分けて表示されるのが一般的です。 カタログ燃費 consumo oficial、consumo indicado por el fabricante 燃費のいいクルマ vehículo de bajo consumo


 

時刻 今9時45分だとしましょう。 Perdón, ¿tiene/tienes hora? ¿Qué hora es? (今何時ですか?) あるいは、もう少し丁寧に

Perdón, ¿me podría decir qué hora es? と聞かれたら、あなたはなんと答えますか? “Son las nueve y cuarenta y cinco”? それとも ”Son las die menos cuarto”? どちらも正しいですが、スペイン語は15分きざみ(y cuarto, menos cuarto)や、~分前という表現を好みます。 例えば10時40分なら、”Son las once menos veinte.” です。 日本語では「11時 20分前」とはあまり言いませんよね。 余談ですが、量り売りのナッツやお肉の価格が100gあたりではなく、1kgいくらで表示されるのも、スペインらしいところです。



(2021年5月1日現在の情報に基づきます)




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